『Swallow/ 異食症』2019 アメリカ・フランス合作映画。
くくりはスリラー映画となっていますが、スリラーではないですね。
ヒューマンドラマです！はい
異食ということ、食べ物以外の物体を飲み込み続けてしまう病と言えるか🤔
ただ、鉄欠乏性貧血が原因のこともあり、妊娠時に軽い病態がみられたりするらしい。
もちろん極度のストレスが原因の場合もあるとのこと。
この映画の主人公は大企業の御曹司と結婚したけれど、孤独を感じ、さらには夫からの抑圧に苦しむ生活を強いられる。
はじめはビー玉を飲み込む。そしてそのビー玉がおトイレで出てくるとそれを拾い大切に飾る。【私には勇気がある】と充実感を感じるようになりどんどんエスカレートしていく。
私の経験の中でいろいろな患者さんと接する期会はあったけど、異食症の患者さんはお会いしたことはなかったなあ～
ある”確認症”（強迫性障害）の方とお話した時に、ちょっとこの映画の主人公に似たような境遇で、彼女もお金持ちの地主さんの御曹司と結婚。もちろん御両親と同居だよ。!
（あ～その時点ですでにきつい！！）
なぜかその地主さん所有のアパート入居者の何人かは賃料を現金払いで、彼女は毎回お姑さんから、きつーく！きつーく！、
「おつり間違えるんじゃないよ！」と叱られたらしい😢
若くて真面目な彼女は、その言葉がトラウマになり、すべてのことを確認せずにはいられなくなった。そして自分ではその確認行為を止められないの…
なんか切ない話だったな。
メンタルの患者さんはそれぞれに発症の理由があって、誰もが罹患したくてしているはずがなく、ほとんどの人々は真面目に物事を考えるがゆえに、いい加減に出来ない性格が自分自身を苦しめることがあるんだよね。
どうかそのことを理解して下さい💕本当に
また或る日の待合室での会話。退院したての患者さん。
「もう～毎朝さ～パニック発作で気絶しちゃうの～息子に起こされるんだよ～」
（「えーーー退院していいの？」と心でつぶやく）
また或る日の患者さん。外来窓口で
「なんか、起き上がれない気がして怖くなって…パニック発作起こしそうで…」
「あ、いや。でも今、歩いていますよね？？」と受付のお姉さん。あれれ？つっこみか？
「あーなんかうちの妻調子わるいようで…」とMyhusband．．．🤢
皆さん！精神科もしくは心療内科はつらいところではないんですよ～
誰もが気楽に行っていいところです。診察を躊躇しないでくださいね。
異食症のお話だったので、最後は美味しい寿司の写真を。
あーーーー誰かが私のウニとイクラ食べたなーーーエビも
