totchaのもやもや解消ひとりごと

心の痛みを共有する癒しのブログ

メンタルの病に対する偏見

多くの皆さんに考えて欲しいことは、

特にメンタルの病の知識が乏しい方々に、と、言っても

病んだ経験がなければ、知りたいとも思いませんよね。

 

ほとんどの人々は自分には関係のない病だと思っていると思いますが、誰でもが罹患しうる病なんですよ。明日にでも…

 

鬱病やら、適応障害やら、最近では複雑性PTSDなどなど、その他疾病はたくさんあります。

 

例えばまわりにメンタルの患者さんがいないので、一体誰がどのように罹患して、治療しているんだろう?なんて思っていませんか?

 

多分、患者さん達(私も含めて)はまだまだ多くの日本人の中に偏見があることを知っているので、誰にも言えずに苦しんでいるかもしれません。

 

大坂なおみさんが、今年のフレンチオープンを棄権して鬱病を公表しました。

その際には鬱病は仮病」といったような中傷もありました。

これも鬱病を正しく理解していないがためにこのような意見で彼女を傷つける結果となりました。症状は様々なんです鬱病だからって寝たきりとは限りません。

 

私の私見ですが、無理解による間違った認識よりも、もっとひどい偏見の現れだと感じるのは、

 

例えば、なおみさんの公表前は、試合後の記者会見を嫌がった彼女に対して、

「ルールはルール。」「わがままはよくない。」と批判をしていたコメンテーターが、公表された途端に、

 

「大変につらい思いをされているのですね。お元気になっていただきたいです。」という言葉…

 

上目線というか、完全にメンタルの疾患にかかる人は、特別に何か不具合がある人のように捉えているようで、不快に感じます。このての手のひら返しは…

 

もちろんガン患者さんや事故でケガされた方達に、

「お大事に。」とお見舞いの言葉はあってしかるべきだと思いますが、その感覚は、もしかすると自分にも起こり得るとイメージ出来るものだからでしょう。共有できるものと。

 

しかし、鬱の患者さんに対する「お大事に。」という言葉の中には、これ以上触れてはいけないというような感覚がありませんか?

 

理解して欲しいのは、

多くの鬱病をはじめとする心の病は、脳の病でもあります。脳の働きのバランスがストレスで崩れるが為であると理解できたら、もっと身近で未知の病ではないことを感じられませんか?

 

誰もがかかり得る病ですし、あなたの大切な方がかかるかもしれません。

 

どうか正しく理解し、偏見をなくし、誰もがメンタルヘルスについて当たり前に話せるような社会に、なるといいなあ~

 

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横浜 三渓園 蓮のつぼみ

実は開いた花の全景をみたことがないの😢 残念😂