「発達障害がキャラ化してバブル状態の異様~(以後略)ダイヤモンドオンラインより
発達障害がキャラ化?何?と、目についたので読んでみました。
※「自傷的自己愛の精神分析」斎藤 環著 から抜粋・編集したもの、とあります。
こちらの斎藤 環さんは筑波大学社会精神保健学教授だろうです。
✨色々な原因を指摘しておりますが、簡単にわかりやすく言うと、
発達障害のキャラ化?とは?
「最近の小説や漫画では、明らかにASD 的なキャラ設定の主人公が著しく増えました。
人気作品『デスノート』に登場する『L』という探偵が典型ですが、知能は高いけれど社会性に乏しく、様々なこだわりを持つ癖の強いキャラが多くのエンターテインメント作品の主要人物として登場することになりました。」とあります。
※ASDとは自閉スペクトラム症の事ですが、最近はこの、ASD とADHD (注意欠陥多動症)とLD(学習障害)を総して、発達障害と呼んでいるそうです。
★要するに、日常のリアル社会では協調性に欠けた困った存在として排除される傾向があるASD と診断された生徒は、スクールカーストの下位に位置づけられることの多いコミュ力(りょく)の低い者とし『コミュ障』や『アスペ』と呼ばれ揶揄されている。もちろんこの言葉には差別的な意味が含まれています。しかしながら、漫画などの2次元の世界、フィクション、非日常の世界ではキャラとして人気があるというねじれた受け止め方をされているとのこと。
うん?それってどうなの?正しい理解が進む一助になっているんでしょうか?
また、「その中でもアスペルガーの人気は高いのです。アスペルガーを公表する著名人が多く、アスペ的なキャラによって受け入れられていると思える人が少なからず存在します。発達障害のステレオタイプ(典型)はキャラとしては立っています。愛されキャラになりうるアスペ。2次元の漫画やアニメなどのフィクションの中で、その愛なるものは珍獣扱いのような差別、偏見を強化するタイプの愛であることを指摘しておく必要があります。」とのこと。
人気は高く?🤢
じゃ何、アニメの中では愛されながらも珍獣扱いをされているってことなんでしょうか?そのキャラクターを。
勝手にイメージを作りあげているってことなんでしょうね・・・もはや発達障害関係ないのでは?
「一見社会適応できている人や成功しているような人達も、実は『発達障害』を抱えていたという、ナラティブ(物語)はある種の定番として定着した感があります。
同様に『ギフテッド』(与えられた能力)もしくは『サバン』(サバン症候群:精神障害や知能障害を持ちながら、ごく特定の分野に突出した能力を発揮する人)のように、
通常の生活能力に著しく欠けた人にも別の才能があるという、ナラティブ(物語)も定番化しました。」
※誰の事なんでしょうか?今はそう言う事になってるの?
★私はいつも思うんですが、私が苦しんでいる不安障害やパニック発作を、軽々しく言われることは、気分が悪いです。
うつ病も仮面うつ病とか、冬季うつ病とか、適当に言ってるのではなく、実際に症状が一時的にでも現れる患者さんもいるので、うつ病ひとつでも、診断は色々です。
この記事にもあるのですが:「発達障害は先天性の脳の機能障害で、治療や治癒という表現は適切ではないとされます。奇妙な話なのですが、治ってしまったものは誤診と言わざるをえないのです。発達障害の診断で紹介されてきた患者の誤診率は極めて高いという印象があります。」とのこと。
今まで私のまわりで、発達障害の診断を受けた方は、2人おりましたが、どちらも子供でした。判断基準ははっきりはわかりませんが、例えば、子育て中で他の子と違うと感じるような時に心配して診察を受けて診断されるという事で、確定診断に至るまでは、だいぶ時間がかかったように思えました。特に子供は、その子の性格もあるし、その成長過程では育児本の通りに行くことはまずないので、心配もほどほどにという感じでした。特徴通りの症状や振る舞いがはっきりみえる場合は、診断がされるでしょうけれど。
言葉が遅いとか、人見知りがひどいとか、小学校入学まではなんとも言えない場合も多くあるように感じます。
✨この記事にあるように、キャラまたはキャラ化をカッコいいと信じ込んでしまうと、実際に悩んでいる患者さんや子供達に対して、勝手に作りあげた2次元の称賛と、根本的に持つ見下すような差別感情で、2度3度と患者さんや子供達を傷つけるような行動や言動をとりかねないと思います。
やっぱりそれでは理解の一助にはなりません。
「昔であれば『空気が読めず、時々変な挙動をする孤立しがちな変わり者』で済んだものが、今は『あの人はアスペだから』という事になってしまう。こうした『キャラ文化』や『承認依存』の風潮は明らかに間違っています。」とあります。
本当にそう思います🤢腹立たしくなってきます・・
※この記事はこの後「承認依存」という点と「知的コンプレックス」が関連している点について述べています。
和みのお花再び
★カサンドラ症候群???
またまた、新しい言葉が出てきました😊
カサンドラ症候群とは:パートナーや家族などが発達障害の1つであるアスペルガー症候群の為に、コミュニケーションや情緒的な相互関係を築くことが難しく、アスペルガー症候群の身近にいる人に不安や抑うつなどの心身の不調をきす状態の事。
私が読んだ記事では、パートナーがアスペルガーだと結婚後に診断されて、離婚に至ったという人のお話で、離婚後症状は治まったようです。
この人の場合はパートナーだったので、離婚が解決になりましたが、もし、自身の子供がアスペルガーだった場合は、まずは脳機能障害という言葉で苦しみ、その後の育児で悩み苦しみ・・・カサンドラ症候群に両親に陥ってしまったら、これほどの苦痛はないのではないでしょうか?
★疾患と症状は違えど、私の入院中にmyhusbandと息子達に心配かけたことを思い出しました。
例えどんな病気であれ、何か問題であれ、家族の誰かが苦しむことは、同様に家族全員が苦しむことでもあります。
こんな感覚の私でいいと思っています😊
何度もあの個人主義国家出身のmydearfriendちゃんに
『自分は自分だよ』って言われたけれど、時には(もしかすると100%)
自分より家族が大事です😊ね😘