🌹今メディアで色々書かれている、歌舞伎役者さんのこと。
向精神薬を使っている患者として、初めは驚きました。
このケースの場合は主に睡眠導入剤のようですが、私自身の知識でも致死量は相当の量だと思っていました。
★私は【サイレース】を処方されたことは有りませんが、特別に強い眠剤なのでしょうか?(一部メディアではそういった表現もありましたが?)
★サイレース:ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、その中でも作用時間が20~24時間とのことですので、睡眠導入だけでなく途中覚醒にも作用するのでしょう。
強い眠剤という言い方もできますが、何でもそうですが、正しくの服用すれば怖がるような物ではないと思います。
そもそも、向精神薬は14日分かもしくは30日分しか処方されないはずだし、一日の限度量も決まっているので・・う~ん?
処方されたのを飲まずにため込んだという事は考えられますが~でも、だとしたらどんな主治医さん?
そもそも薬自体が悪いのではなく、正しい使い方をして薬となるわけで、間違った使い方をすれば、それは毒となってしまいます。向精神薬だけでなく、薬はみんなそういうものではないでしょうか?
今回の件で、今よりも規制が強まるようなことがあると、少し通院が面倒になります。
🌹昨日の外来時に主治医にまっちゃんから問われたことについて聞いてみました。
「SSRIが効きはじめるまで、どのくらい日数かかりますか?」と。
まあ、お答えは予想通りで、
「即効性はありません。しかし疾患によっては、例えばうつの場合だと、1ヶ月とか(人それぞれですが)かかると思います。しかし(まっちゃんのような)線維筋痛症の痛みにはもう少し早く効果を感じることもあります。」とのこと。
しかしながら頭痛薬と同じにはいかないようです。
まっちゃんも初めは嫌がっていた、向精神薬。怖いイメージがあるかもしれません。いずれも脳に作用するものなので、飲みたくないのも理解できますが、睡眠導入剤もSSRIも抗不安薬も、正しく使えば治療に役立つものです。確かに安易に使用するのは良くないですが、一時的な使用は(特に睡眠導入剤などは)心配いらないと思います。
最近は落ち着いてきたまっちゃんも、「明日の健康より今日一日を楽しく過ごすことを考えている」と言っておりました。
もちろん「薬を飲むこと」に依存するという意味でなく、上手に使うという事を意味しています。ハリ治療も始めたし、ヨガ、太極拳なども考えているようで、あんなに心配して落ち込んでいたまっちゃんがやっと元気になってきました😉
線維筋痛症なんか飛んでいけ~と・・😆
ちょっと一息 必要なのは日光浴と新鮮な空気
しかし~そろそろ梅雨ですね。
🌹私の通っている病院には精神科外来以外に、物忘れ外来があります。
私が入院した20年前にはなかったのですが、ここは長寿社会の日本。
誰でも年齢を重ねれば物忘れは起きるでしょう。
昨日、外来に行ってきました。特に変わりなくいつものお薬を1ヶ月分いただきました。
何やら賑やかな隣の診察室から
「自分で納得いかないから質問してるんだよ!・・・怒りっぽくなんかなってない!」
と、外来患者のおじいさん。
ご自分では現在の状態が判らなくて戸惑っているようでした。
何故今ここにいるんだろうと・・
おじいさんの奥様がお医者様の説明を聞いておりました。
🌹横浜市総合保健センターのウェブサイトに、
物忘れ外来(認知症診断外来)と記載してあるのを見つけ、なるほど、認知症診断の基準の1つに物忘れは入っているのですね😉
問診:同じことを何度も聞く・テレビや新聞に興味が無くなった
よく居眠りしている・などなど~
その中に、怒りっぽくなった。以前と性格が変わった。
誰かに物を取られたという。 と言う症状も書いてありました。
この物忘れ、認知症が精神科の範囲であることは知っていましたが、多くの患者がいることを考えたら、むしろ精神科に行きにくいと感じている人の為にも、一般の診療科の1つに組み込んだ方が良さそうだけど~と、感じたこともありますが、患者を介護する家族のこころの負担を一緒に見てもらえる点を考慮すると、あ~そうかっと、納得します。
老老介護はもとより、ヤングケアラー(若年介護者)の事を考えると、もう少し社会的な保障としてなんとか出来ないのだろうかと、心が痛みます・・・・