totchaのもやもや解消ひとりごと

心の痛みを共有する癒しのブログ

優しくて残酷なポジティブ

100人いれば100人の考えがあり、100人それぞれが別々の人格です。

かつて日本語には【個人】という言葉はなかったそうな~

明治時代に欧州から輸入されて、【個人】という言葉が造語されたとありました。

 

なんとなんと!しかしまあなんとなく納得です。自分は自分と思いながらも、時には自分を隠して他人との協調を重視してきたような社会であるように感じます。

 

🌹友達の優ちゃんが、何年になるかな~外出できない時期がありました。

私のような不安障害だったと思います。しかし彼女の場合はっきりした原因がなく、本人も何故外出に不安を感じるのかわからず、故にお医者様にいくことを躊躇しているうちに、全く外出出来なくなりました。

その彼女に対して、お母さんが外出を促したそうです。もちろん娘を心配して……

「どうして嫌なの?何も怖くないでしょ?一緒に行くから。大丈夫よ。」

と、言うように。それでも彼女は出かけられなかった。

「優ちゃん、家でじっとしているから、どんどんネガティブになっていくのよ。自分自身でもっとポジティブに考えるようにしないと、ますます酷くなるよ。」

 

『ポジティブ』

この言葉は、私にとって重くのしかかる言葉です。

ポジティブに考えられない人間ではないのです。根が暗い人間でもないんです。その段階(ポジティブに考えて楽になる)をとっくに通り越したところで苦しんでいるから、その言葉自体が残酷な励ましとなります。

 

毎日の物事やストレスをポジティブにとらえることで気持ちが楽になる人も沢山いるので、それ自体を否定しているのではないです。むしろ、その心持ちや心掛けで楽になるなら良い方法です。また、楽天的になんとかなるさ~と、ストレスをふっとばすことが出来たら、うらやましい限りです。しかし、私のような不調を抱えている人は、なんというか、紙一重のような不安定な時も多くあります。普段は聞き流せる言葉に酷く傷つくことってあるんです。

 

その言葉の1つが ポジティブ』なんだな~

だってそんな心掛けで何とかなるような状態ではないのだから。なんとかなるなら、投薬なんていらないでしょ?言われるたびに、なんだか自分が前向きに物事を考えられない人間に思えてきます。むしろネガティブだから病気になったんだよ~って言われているようで・・・

 

優ちゃんは、その後回復していく段階で話してくれました。やはり家族に心配かけたくない一方、家族の理解が得られないことに辛さを感じたそうです。

しょうがないでしょうね。わからないでしょう。いくら親子でも、100人いれば100人の人格。

 

★お医者様で診断されて初めて、メンタルを病んでいることを知ったご家族もショックだったと思いますが、メンタルの病はごくごく当たり前に起きる病であると理解してください。私何度も言っていますが、特別な人がかかる病ではないです。

 

マインドフルネスや、ヨガや、ストレスの対策の為の、又日々健やかに過ごすためのルーティーンや、気晴らし、趣味などなど、一人ひとりがそれぞれに自分に合ったものを取り入れていくこと、自分に合うものを見つけることが出来たらいいですね。

 

💕myhusbandがいつも私に言います。めんどくさいなあ~って。何年も一緒にいて、私を理解していても・・・今日は何がタブー語かな~って。(笑)

先に今日は何って聞いたら?

 


お伊勢様の内宮内の五十鈴川

きれいな澄んだ川でした。

パワーいっぱい!!!